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【バイヤーズファイル】ルノー カングー   2008年01月28日(月)
生活を豊かに、楽しくする現代版のルノー・キャトル

こんなクルマが1台あったら……想像するだけで、ちょっとワクワク!
仕事はもちろん、アソビだって自由自在……
カングーには、フランス車が持つ合理性とカジュアルさがあふれていある


日欧で人気を集める隠れたベストセラー車

 フランス車を愛する人ならきっと、「フルゴネット」という言葉を耳にしたことがあるはず。それは、実用車を極めたクルマの形態。ボンネットバンやハッチバックをベースに、Bピラーから後方の部分を大きなカーゴルームにモディファイして、セミハイルーフバンに仕立てた多目的車のことだ。
 その特徴は、ワンボックス型バンに匹敵する積載性と、乗用車ライクな運転感覚や快適性を兼ね備えているところ。ここで、初代ミニカトッポ日産ADマックスを連想した人は国産車通、日本にも正規輸入されていたシュペール5(サンク)ベースのルノーエクスプレスを思い出した人は間違いなくフランス車好きだろう。
 と、少々前置きが長くなったが、今回スポットを当てるのはルノーカングーだ。02年に日本上陸を果たしたカングーを見て、「ルノーファンカーゴ!?」とか「昔のミニカトッポみたい」と言う人もいるが、その認識はちょっと甘い。シトロエン2CVフルゴネットや、4(キャトル)ベースのルノーF4 の存在が証明するように、半世紀以上もの長い歴史を持つフランス車こそがそのルーツだ。
 つまり、ルノーエクスプレスの後継車であり(欧州などでは商用モデルも設定)、キャトルの遺志を継ぐモデルでもあるカングーこそが、この手のクルマの本家本元と言っていい。ボディ形式はフルゴネットからセミハイルーフの一体型に変わったが、食パンをイメージさせるスタイルはまさにキャトルの直系。機能とファッション性を高い次元でバランスさせたセンスのよさに、フランス車のよき伝統を見いだすことができる。
 欧州デビューは98年。シトロエン・ベルランゴ、フィアット・ドブロなどのライバルを押しのけ、長く市場の中心に君臨してきたのは、優れたパッケージとバランスの取れた性能の成せるワザだ。
 そんなカングーがお色直しを実施したのは04年モデル。マスクはよりキュートに変身し、1.4Lから1.6Lへのエンジン換装により動力性能も強化された。そして、06年モデルではフルカラードバンパーを新設定し、フロントグリルを小変更している。この間に日本仕様のテールゲート形式は、「上ヒンジのはね上げ式…はね上げ式&ダブルバックドア(観音開き)の併設…ダブルバックドア」と設定が変わり、そして現在に至っている。
バックミラーの視界は遮られるものの、小柄な人が操作するには観音開きのほうが便利で、後方空間に余裕がない場所で開閉しやすいという利点も併せ持つ。リヤ両側スライド+ダブルバックドアのドア形式は、カングーの機能へのこだわりを象徴するアイテムだ。

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ルノー カングー
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