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【バイヤーズファイル】フォルクスワーゲン ゴルフ   2008年02月13日(水)
世界中から信頼を集めるコンパクトカーの王者

質実剛健なドイツ車ならではの気質を引き継ぐだけに、とっても頼りがいのある1台
第5世代になって走りの実力は急上昇、ツインチャージャーモデルも登場した
シリーズバリエーションも多く、選ぶよろこびも満載だ


信頼と安心を形にしたコンパクトカーの指標

 2007年を表す一字が「偽」に決まった。嘘やごまかしにまみれた1年だったということだ。そこで考え直すのは信頼と安心について。今さらながらに、信頼と安心を提供すること、それを長期に渡って持続することの大切さ、難しさを意識させられた思いだ。
 だが、輸入車の世界には、30年以上に渡って信頼と安心をユーザーやファンに提供し続けているクルマがある。その名はVWゴルフ。生産累計2500万台以上、日本での販売累計約60万台の数字が、ゴルフの偉大さを雄弁に物語る。
 果たして……“ラビット”と名乗るアメリカ市場を含めて、世界のユーザーはどうしてゴルフを支持し続けるのか? 初代が確立したFFコンパクトの方向性が正しかったことに加えて、時代やニーズの変化に対応して着実なアップデートを重ねてきたことが、変わらぬゴルフ人気のカギと言える。
 そこで、ゴルフIVからゴルフVの進化に注目すれば……。60mm長くなったホイールベース、伝統のトーションビーム式から新開発の4リンク(マルチリンク)式に一新されたリヤサスが象徴するように、Vは根本からの見直しを実施している。IVの弱点は、ライバルに対して貧弱な後席フットスペース、今ひとつのレベルにとどまる操縦安定性と乗り心地のバランスにあったが、こうした改良で弱点を修正。完成度を飛躍的に高めた。
そして、第5世代ゴルフのもうひとつのトピックはハイテクの積極導入。日本導入時のラインアップは2L GLiGTと、1.6LのEだが、エンジンは直噴ガソリンのFSIで、ミッションはアイシンAW製の6速ATだったのだ。
 IVの前期型は主力モデルにDOHC5バルブ機を積み、GTIGTXのATは後期型で5速になったが……後期型GLiEの心臓は2バルブSOHC+4速AT。それを考えれば、進化は2階級特進のレベルと言っていい。
 で、続くGTIでは、グッとパワフルになった2L FSIターボや、ツインクラッチ式6速オートメーテッドMTのDSGを新たに導入。そして07年追加のGT TSIには、スーパーチャージャー+ターボの1.4LツインチャージャーをDSGと組み合わせて搭載。目を見張るほどのハイテク攻勢で、小型車界のディフェンディングチャンピオン、ゴルフに懸けるVWの強い姿勢を示した。
 また、ボディバリエーションの充実も見逃せない。ファミリーに加わった新しい家族は、背高パッケージを取り入れた“プラス”と、3列シート7人乗りの “トゥーラン”で、07年にはワゴンから改名をした“ヴァリアント”も登場! 日本輸入車界での「ゴルフ・ブランド」の存在感を、さらに高めることに成功している。

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