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フォード マスタングのすべて 徹底紹介  2008年04月22日(火)


アメリカンスペシャリティの元祖、マスタング ロングノーズ・ショートデッキのプロポーションは、60年代後半の一番輝いていたスタイリングを彷彿とさせる


ファンに愛され続ける初代の魅力を現代に再現

 1964年に登場したマスタング(往年のファンにはムスタングといったほうが心に響くかも)は、言わずと知れたスペシャリティカーの元祖にして本家。ありきたりのクーペでは満足しないが、かといって高価で、ストイックな本格派スポーツカーも好まないというユーザーを引きつけ、空前の大ヒットを飛ばした。

 その発想とヒット商法が、アメリカから世界中へと広がって、日本でセリカなどの人気車を登場させたのはご存知のとおりだ。が、90年代に入ると潮目が変わる。台頭するSUVなどに押されて、スペシャリティブームは一気に下火になり、1台、また1台と姿を消していったのだ。でも、マスタングだけは生き残った!元祖ならではのファン層の広さ、本物だけが持つ強さ、しぶとさをそこに見いだすことができる。

 そして、05年に本国、06年に日本でリリースされた現行型は第5世代(大型化された69〜73年型を2代目をすれば第6世代)。その姿形は映画「ブリット」でスティーブ・マックイーンが駆った68年型GT390をストレートに連想させる。そう、1番輝いていた時代のマスタングを再現したというわけだ。

 ます目を引くのは、普遍的なカッコよさを表現したロングノーズ・ショートデッキのプロポーションと、「野生馬」を意味する車名にピッタリのワイルドなムード。クーペをファストバック、オープンをソフトバックのコンバーチブルでまとめたのも、マスタングの伝統に合致する。しかし、新型は単なる復刻版ではなく、21世紀のマスタングの方向性を示したニューエイジ。本質の部分では大きな進化を遂げている。プラットフォームは新規の開発で、先代に対してのホイールベースを150mm拡大したのがカギ。同時にトレッドも前で60mm、後ろで80mm拡大し、タイヤを4隅近くに配置する現代的なFRパッケージとした。典型的なレトロ調を感じさせない理由がそこにある。

 ちなみに、グリル組み込みのランプは本国ではフォグ(オプション)だが、日本仕様は法規対応でアクセサリーランプに変更。リヤバンパーにもターンランプを追加している。ほかは本国のフル装備車に準じた内容だ。グリルを一新するとともに、コンバーチブルを新設し、タイヤを16から17インチに変更と、08モデルはV6シリーズを強化したのが見どころ。より魅力ある構成になった。

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