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オールアバウト・オブ・ザ・アウディ〜Aの本質〜  2008年05月19日(月)


最高出力580馬力を誇るモンスターワゴン

RS6 アバント

ロードカーとしてのアウディ史上最強となる最高出力580馬力を誇る新型RS6アバントを、南仏ポールリカール・サーキットで全開走行してきた。

まずは見た目の迫力である。ハコ型ボディのハイパフォーマンス版の定番メニューとも言える大型のブリスターフェンダーがやけに目につく。ベースとなるA6、いやS6がすでに十分なワイドボディなのに、さらにそこからホイールハウスをフレアした造形は、80年代の初代クワトロを彷彿とさせる。19インチの大径ホイールとタイヤ、スポークから覗く超大型キャリパーと大径ブレーキなどなど、高出力化に伴う足まわりの強化が見た目にも頼もしい。

RSだけのハニカム状のグリルを含む前後左右のアンダースポイラーの類も、RS6の威圧感を高めるだけではなく、300km/hカーに相応しい空力効果を実現する。

エンジンは5LV10DOHC直噴ガソリン+ツインターボ。そのV10サウンドはV10時代のF1からボリュームを下げただけの、刺激に満ち溢れた魅惑的な雄叫び。580馬力のパワーとともに脅威なのが、66・3kgmの最大トルク値。わずか1500回転とアイドリング直後の回転から6250回転までの広域で最大トルク値を維持するから、それこそ速度や回転やギヤポジションに関係なくアクセルを踏むと同時、いや瞬時に0〜100km/h加速4.6 秒、0〜200km/hまで14・9秒で駆け抜ける怒涛の加速。それを車重2トンのスーパーワゴンがサラりとやって除けるから恐れ入る。

ハンドリングは初期応答性は鋭いが、基本的に弱アンダーステアを維持する。RS6の途方もない高出力に対して安全性を優先するアウディのオトナの対応を評価する。とはいえ、車両安定装置のESP-OFFで見せる俊敏さこそ、RS6が持つ本来の運動能力だとわかる。伝統的にアウディのイメージはアバント=ワゴンにある。RS6にまずはセダンが用意されなかったのもそんな背景からだ。

ライバルはもちろん、AMG・E63ワゴンとBMW・M5ツーリングだが、世界最強、最速ワゴンの軍配はRS6アバントに上がりそうだ。


アウディ RS6アバント 主要諸元(欧州仕様)
全長×全高×全幅 4928×1869×1440mm
ホイールベース 2846mm
トレッド前/後 1614/1637mm
車両重量 2025kg
エンジン V10DOHCツインターボ
総排気量 4991cc
最高出力 580ps/6250〜6700rpm
最大トルク 66.3kgm/1500〜6250rpm
サスペンション前/後 4リンク/トラペゾイダル
タイヤサイズ前後 255/40R19
0-100km/h加速 4.6秒


年内に日本でも発売されるRS6アバント。5LV10FSIツインターボの最高出力は580馬力!注目すべきはトルク特性で66.3kgmもの凄まじい最大トルクをわずか1500回転から6250回転までキープする。

カーボン、アルミ、レザー、アルカンターラが組み合わされた専用インテリア。レーシーなフラットボトムデザインのステアリングを採用。ATは6速ティプトロニック。


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