人気のない漁港で
静かなるゴール
大山千枚田の田んぼ風景を眺めたことで、ややノスタルジックな雰囲気が漂う一行。次に房総半島の東側を海沿いに北上して勝浦港を目指すことに。
波も穏やかな東京湾側とは違い、鴨川の海は力強いうねりを見せてくれた。そして、日が暮れかかる頃、一行は勝浦の漁港にたどり着いた。
ここ勝浦は、平安時代から続く輪島市(石川県)の朝市、江戸時代からの飛騨高山(岐阜県)の朝市と並ぶ「日本三大朝市」として有名。安土桃山時代から行われ、多いに賑わいを見せている。
しかし、一行がたどり着いたのは夕方、朝の活気とはほど遠い、物静かでどこか寂しい風景に迎えられた。漁から帰った漁船を眺めながら「寂しいですねぇ…演歌のプロモーションクリップとかにピッタリですね……」と、静かに港を歩く麻美さん。寂しい雰囲気をなかなかに満喫している様子だ。
港に帰った漁船、新鮮な魚を積んで港を出る大型トラック、港や近くの加工所で仕事を終え、口数少なに帰路につく人々。彼女はそんな風景が気に入ったらしく「ここで、こうして、朝市まで待ちましょう…」と呟いた。
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