おつかれさまです。
今日のセッティングを紹介いたします。
わざわざ神奈川県から来て頂いたS14のオーナーは、何回か
ショップを変えて、セッティングをしたそうですがイマイチなので
メールで相談を受け、ウチで見る事になりました。
GTRSタービンにポンカム(256)で
ブースト1.3k時に340馬力、トルク45kのパワーチェック表を
見せられましたが、4900回転から5800回転までのパワーと
トルクの落ち込みが大きい。そして6200回転以上のパワーの
落ち込みも大きいです。
普通にセッティングが決まって無いように思うんですが・・・・・
現車セッティングしてるらしいんです!
とりあえず現状のデータを見てみましょう!
インジェクターは
ニスモ550cc、エアフロはZ32です。
ブースト1.2kでインジェクターは100%を越えてしまってますので
限界ブーストは1.2kになりますね!
現状では空燃比はOKです。
この時のデータが緑のラインになります。↓
このラインのデコボコでは現車セッティングとは云えないですよ!
確かに空燃比は合わせてあるようですが・・・・
最終的にはピンクのラインで380馬力オーバー!
パワーカーブも落ち込みがなくなったでしょ!
その変更内容は・・・・?
まず、元のデータは捨てて新たに作り直しです。
空燃比がOKでパワーが出ないのは点火時期しか無いと思いました。
このエンジンはメタルガスケットの1.5mmが入っていたのです!
ご存じでしょうがノーマルのG/Kは1.2mmです。締め付け後は
1.1mm位になってしまいます。なのでG/K交換する場合はSRの
ターボの場合は1.2mmを使い圧縮比を下げない様にするのですが
1.5mmしたのは何の為かは解りません!
厚いG/Kを使うと圧縮比は下がってしまいますので、とうぜんパワーも
下がってしまいます。同じような圧縮圧力を得るには点火を速めてやる
しかありません!
そして若干速めの点火時期に変更↓ このデータが青のラインです。
このマップはTP格子を変更し4000回転から500回転刻みで
一番下は7500回転になっております。
これでかなり良くなりましたが、5000回転から6000回転の落ち込み
が気になります。
空燃比もOK、点火時期もOKだと・・・・・
もうバルタイしかないでしょ!?
想像ですが、ポンカムはガスケットノーマルの厚みでポンカムになり
ますよね!
1.5mmのガスケットにするとヘットは上に持ち上がり、タイミングチェ
ーンはどうなります?
そうなんです!チェーンは張られカムはIN、EX共に進みます。
3度前後は進んでしまってると思います。
そこでNVCSの切り替わりのポイントを変更しました。
美味しいところを探すのに時間がかかりましたが・・・・・
ノーマル5700回転の所を最終的には4850回転にしました。
この最終がピンクのライン380馬力オーバーです。
これで満足して頂いたと思います。
でも最初の緑のラインのままで、現車セッティング終了はないですよ!
それだけ技術が無いショップだったとあきらめるしかないですね。
今回の様に空燃比を合わせ、点火マップは共通で使ってるケースや
カムの状態でNVCSの切り替わりポイントを変更しないケースは
良くあることです。
これが現車セッティングの難しい所ですね!
最後にこのオーナーさんに直接説明したかったのですが、会えません
でした。
何か気になる点がありましたら連絡ください。