★前置き
先日、新しいトルクレンチを買ったという話を書きました。
御存知のように、バイクに使われているネジの殆どには規定締付けトルクというものがあり、トルクレンチをきちんと使えれば、それらのネジを全てトルク管理することも可能になります。
でも、僕のトルクレンチの出番は驚くほど少ないのです。
使用頻度は半年に1度くらい。
そんな使いもしない物をどうして買ったのか?というと、どうしても必要だと思う部分があるからなんですが・・・
逆に言うとそれ以外には必要性を感じていないということでもあります。
個人的にはこれからバイクイジりをしようという人には、安物でも1本5,000円はするトルクレンチを買うより、使えるメガネとスパナとヘキサゴンレンチを最初に買って欲しいし、出来ることならサービスマニュアルを手に入れて欲しいと思ってます。
そんな素人な僕が、バイクイジりについて思うことをつらつらと書いてみたいと思います。
プロな方には耳障りな面もあるでしょうが、あくまでも素人の書くことなので、温かい目で見てくださることを願ってます。
ただ、あまりにおかしな点があれば遠慮なく御指摘下さいm(__)m
★ネジの最大の役割
遠回りなようだけど、ネジってどういうものなのか?ネジの役割って何なのかということから。
弛み無くとか、増し締めなんて言葉に代表されるように、パーツをしっかり固定する役割が強調されがちなボルトやナット類。
もちろんそれも重要な役割の一つではありますけど・・・
最大の役割は・・・
ちゃんと外れる事なんです。(←コレって知ってはいても組み付けてるときには忘れがちなのよ)
どうしても弛んで欲しくない場所なら、そもそもボルトやナットを使う必要はありませんし、もし使ったとしても頭を点付けで溶接してしまえばまず弛みません。時には外すけど、頻度が低く弛んで欲しくないところにはロックタイトなどの弛み防止剤を使えばいい。
でも、バイクのボルトでそういうものは殆どありません。頭を溶接されてるボルトはまず無いし、ロックタイトを使っているのもブレーキディスクやバーエンドくらい。
つまり殆どのボルトはちゃんと弛んで欲しいわけです。
だから締付けるときも、次にちゃんと外れてくれるように締付けなければいけません。弛むのが怖いからと言ってガッツリ締付けてねじ山を傷めてしまってはネジ本来の目的が達成できないのです。(ボルトをグリスアップするのも次にちゃんと外れて欲しいからなんですよ)
◇一般的な締付けトルク
以下にバイクで使うであろうサイズのネジの標準的な締付けトルクを記載します。(呼び径はちょっとワイドレンジぎみかな?)
呼び径 トルク(N・m)
M4 1.5
M5 3
M6 5.2
M8 12.5
M10 24.5
M12 42
M16 106
注)なお、バイクには上記標準トルクの倍程度のトルクを規定したボルトがいくつもありますので御注意下さい
これはJISの規格で、並目で鋼製の雄と雌の場合です。
並目とは、一般的なネジのピッチのこと。(ネジ山の間隔)雄雌はボルトとネジ穴のことです。
M6がピッチ1mmだと覚えておくと判りやすいでしょう。
ネジは有効ネジ部(ネジの先端の細いところや、根元の螺旋がちゃんと切れてないところを除いた部分)が3山以上噛み合っていれば能力を発揮すると言われています。
呼び径(ネジの直径)が大きくなればなるほどピッチも大きくなります。(M8で1.2mm、M5が0.8mm)
ただ、狭いスペースの中で必要トルクを得たいという理由で、並目よりピッチを細かくした細目(ホソメとかサイメと言います)のネジがあります。(トップブリッジのステムボルトやフロントフォークのキャップなんかは細目が多い)
ネジの締付けトルクとは、簡単に言うとネジ山とネジ山の摩擦抵抗。
僕もそれ以上の理解はしていません(^_^;)
径は太くなればなるほど、強い抵抗に耐えられるようになるわけですが、摩擦抵抗である以上、材質には大きく影響されます。
だからボルトがステンになったりアルミになったりした場合、同じように締付けて良いとは限らないのです。
◇おまけ
知っている人には当たり前すぎる話なのですが・・・
ネジのサイズとそれに必要な工具について
キャップボルトの場合
M4 3mm
M5 4mm
M6 5mm
M8 6mm
M10 8mm
M12 10mm
M16 14mm
これよりサイズが大きくなったり小さくなった場合は違ってきますが、M6までなら呼び径より1mm小さい、M8以上なら呼び径より2mm小さいヘキサゴンが必要になります。
逆に言うと6mmのヘキサゴンで回すボルトはM8だともいえます。
六角ボルト(ナット)の場合
M4 7mm
M5 8mm
M6 10mm
M8 13mm
M10 16mm
M12 18mm
M16 24mm
基本的にはこんなサイズになってます。ただ、キャップボルトの場合はほぼ上記どおりで間違いないのですが、六画ボルトはスペースの関係で標準と違うサイズの頭が採用されていることがあります。ホームセンターで汎用ボルトを買うときは御注意を。
なんか長くなってきたので、今日はこの辺でおしまいにします。
m(__)m
つづく・・・(多分) |
>規定
あら、変換ミスしてた。
なおしておきます(^_^;)
確かにきちんとトルク管理したいところだけど、なかなか思うとおりにはいかないのが僕の現実だったりします。
たまごさんのコメントにもあるように、体で覚えるくらいまでいかないと、難しいかも。
>trywing君
サイレンサーはリベットが多いんだけど・・・
そういや1250banのサイレンサーは点付けで溶接されてたね。
開けて欲しく無いからなんだろうけど、あの1点付けでは、いかにも開けてくれ〜と言ってるみたいに見えるのは僕だけ?
今度サンダーかリューターでガリガリしよう(^_^)/
>もみちゃんさん
僕の場合、せっかく持っててもあんまり使わないんですよね。
本当に宝の持ち腐れ状態。
でも、持ってるだけで安心感があります。
ダメじゃん(-_-;)
>たまごさん
>体で覚える
プロ好みな御意見ありがとう(^_^)
確かにそうなんだよね〜
でもそれってなかなか難しい。
>スレッドコンパウンド
ワコーズのやつだよね。
僕はデイトナのカッパーコンパウンドを使ってますが、銅粉入りのグリスはどこも高いので、プラグ以外は万能グリスが殆どです。