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スポーツアクティビティクーペ「BMW X6」が日本上陸 /  2008年07月05日(土)
[ BMW ]
 BMWジャパンは2008年6月24日、SUVテイストを持つ4ドア
4シータークーペ「X6」を発表。同日、販売を開始した。





















■SUVとクーペのクロスオーバー

 2008年1月のデトロイトショーで姿を現した「BMW X6」は、
“スポーツ・アクティビティ・クーペ”という新しいコンセプトを提案
する。いわゆるSUV(BMWはSAVと呼ぶが)とスタイリッシュクー
ペのクロスオーバーと言えよう。

 コンセプトのみならず、2つの新技術も採用された。シリンダー
バンク内側にタービンを配置した新型4.4リッターV8エンジンは
コンパクト化と高効率化による燃費改善を実現。四輪駆動制御
システム「xDrive」は後輪横方向トルク配分システムが組み込
まれ、車両の安定性と機敏性を向上させたと謳われる。

 目立つ環境性能はアピールしていないものの、BMWの掲げる
「Efficient Dynamics」思想に基づき、優れたエネルギー効率を
求めることで総合的な環境性能を上げることを狙う。

 価格は3リッター直6ターボの「xDrive 35i」が851.0万円。4.4
リッターV8ターボの「xDrive 50i」が1070.0万円。いずれもトラン
スミッションは6段ATが組み合わされる。

■力強さとエレガンス

 ディメンションは全長×全幅×全高=4885×1985×1690mm
と、「X5」(4860×1935×1765mm)より低く幅広い。ボンネットの
キャラクターラインが目立つフロントビューやサイドに張り出した
ホイールアーチは、力強いSUVテイストを持つが、サイドビュー
上半身を見ると、狭いグリーンハウスなどが2ドアクーペである
6シリーズにも似たエレガントな印象。このクラスでは随一という
Cd値0.33の空力性能は、燃費改善にも貢献する。

 大柄なボディに4シーターと贅沢なパッケージングを持つインテ
リアは、BMWの流儀が貫かれたクリーンなデザイン。標準装備
されるレザーのシートは、前席がスポーティな形状とされた。
ステアリングホイールには変速用のパドルが備わり、ATセレクタ
ーレバーは新意匠のものが与えられる。オプションで視線移動を
少なくするヘッドアップディスプレイも用意された。

 大きく開くテールゲートはスイッチで開閉が可能。開閉角度は
任意に設定ができる。容量570リッターのラゲッジルームは、6:4
分割可到式のリアシートをたたむことで最大1450リッターに広げ
ることができる。

■前後トルク配分に加え、後輪左右へも配分

 スポーツアクティビティクーペたるX6は「X5」などと同じく四輪
駆動だが、今回全く新しい駆動力配分システムが採用された。
左右後輪への駆動力配分システム「ダイナミック・パフォーマン
ス・コントロール」がそれで、従来よりある前後輪のトルク配分を
無段階に調整する「xDrive」と組み合わせることで、路面や走行
状況に合わせ、各輪が最適なトラクションを発揮すると謳われる。
ウェット時や不整地での安定した走行とともに、スポーツ走行時
にはトルク配分により積極的に姿勢を変化させることで、直進性、
回頭性とも高められるという。

 なお、前後および左右後輪へのトルク配分状況は、メーターナ
セル内にあるインフォメーションディスプレイで、リアルタイムに
確認することができる。

 サスペンション形式は、前ダブルウィッシュボーン/後インテ
グラルアームで、基本は「X5」と共通。車両のロール方向の動き
を抑える「アダプティブ・ドライブ」もX5から受け継がれる。
速度に応じてギア比が変化する「アクティブ・ステアリング」は
標準装備された。

 直噴の3リッター直6ツインターボエンジンは、「インターナショナ
ル・エンジン・オブ・ザ・イヤー2008」の大賞を受賞したユニット。

 V8エンジンのカットモデル。上部に二つのタービンが見える。

■バンク内部にタービンを持つ新エンジン

 X6に搭載されるエンジンはいずれもガソリン直噴式で、3リッター
直6パラレルツインターボと4.4リッターV8ツインターボの2種が用意
される。このうち直6は「335iクーペ」などに積まれるユニットと同型
で、306ps/5800rpmと40.8kgm/1300-5000rpmのパフォーマンス
を持つ。

 一方V8は新開発のもので、X5などに搭載される4.8リッターNA
エンジンの進化型と位置づけられる。排気量を小さくしつつ、出力
をアップした新エンジンは、最高出力407ps/5500rpmと最大トルク
62.2kgm/1750-4500rpmを発生する。
 さらにそのレイアウトも独特で、2基のターボチャージャーはバンク
内に設置され、それゆえ通常のエンジンと吸排気の方向が逆にな
る。これはユニット全体のコンパクト化が目的であるが、それに加え、
吸気経路の短縮により圧力損失も抑えられ、エンジンレスポンスの
向上にも結びついたという。インタークーラーは水冷式がドッキング
する。

 組み合わされるトランスミッションはいずれも6段AT。ギアの変速
を素早くし、早めのロックアップをする制御で、燃費向上に寄与する
と謳われる。

■低転がりタイプのランフラットタイヤを採用

「xDrive 35i」「xDrive 50i」ともに安全装備の差はなく、前席/ヘッド
/サイドエアバッグのほか、DSC、アダプティブヘッドライト、ロール
オーバーセンサーなどが標準で備わる。
 HDDナビゲーションシステムやiDriveなどのほか、駐車時に役立つ
リアビューカメラも与えられた。8つの「プログラマブルボタン」には、
好きなラジオ局や自宅の電話番号、よく使う目的地など、マルチメ
ディア関連の任意の機能をショートカットキーとして割り当てることが
できる。

 標準装備のランフラットタイヤは、前255/50R19、後285/45R19
というサイズ。低転がりタイプであるところが新しい。
「xDrive 35i」は右ハンドルのみ、「xDrive 50i」は左右ハンドルを
選ぶことができる。                     (webCG)

関連URL : http://www.bmw.co.jp/jp/ja/newvehicles/x6/x6/2007/introduction.html

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