●運転に必要な情報の多くは、フロントガラスを通した視覚によって得られている。ガラスの汚れは視界不良や集中力の低下を招き危険につながるのだ。しかし、キレイに洗ったつもりでも、なぜか汚れが残り目に付きやすいことがある。そこで今回は、汚れの種類ごとのクリーニング方法、撥水効果を施すガラスコートの種類と使用法を紹介していこう。
1.汚れの種類と取れにくさ
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▲負傷者の割合
落としにくい汚れのひとつであるウォータースポット(左下の白い部分)。ガラスのワイパーの届かない部分に多く付着する。 |
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■ウォッシャー液だけでは不十分
「フロントガラスの汚れ?ワイパーとウォッシャー液だけで十分でしょ」という人も多いかもしれない。しかし、フロントガラスには意外と頑固な汚れが付着しており、ワイパーとウォッシャー液だけでは落としきれないことが多い。
とくに気になるのはギラギラとした油膜という汚れで、雨の日の視界が著しく損なわれる。さらに夜間は対向車のライトがまぶしく感じられ、安全が損なわれる危険もある。
汚れには、その種類に応じた落としかたが必要だ。まず、ガラス汚れの種類をまとめてみよう。
| 泥汚れ |
一般的に落としやすい汚れだが、洗車の際は細かい砂がガラスを傷つけることのないように気をつけたい。泥汚れがひどい場合は多めの水で洗い流そう。アスファルトなどがからくる油分が含まれていると水だけでは落ちにくい。 |
| タバコのヤニ・手垢 |
ガラスの内側に付がちなタバコのヤニや手垢はくもりの原因にもなり、汚れがひどく、古くなるほど落ちにくくなる。 |
| 油膜 |
特に雨の日の夜間走行で気になるギラつくようなガラスの汚れが油膜だ。これは大気中の油汚れやワックスの成分が付着したもの。頑固な油膜になると研磨剤の入ったクリーナーでしか取れない。 |
| ウォータースポット |
白くウロコのような模様でガラスなどに付着する。雨の水滴や蒸発しカルシウムなどのミネラルが残り酸化したもので、なかなか落ちにくい。 |
| 虫の死骸・鳥のフン |
カルシウムやタンパク質などの成分により固着すると取りにくくなるので、付いたらすぐに汚れを落としたい。専用のクリーナーも発売されている。 |
■ガソリンスタンドで油膜が付く?
布でフロントガラスを拭いてあげると、ワイパーの届かないエリアの汚れも落ち、視界のすっきり感が高まる。ただし、使う布はできるだけキレイなものを使おう。よく、ガソリンスタンドで窓を拭いてくれるサービスがあるが、布がよく洗われていないと、しみこんだ油分が窓に付いて油膜の原因となる可能性がある。「窓をお拭きしてもよいですか?」ときかれたとき、フロントガラス以外だけお願いするのもひとつの方法だ。