軽自動車とコンパクトカー。車内の快適性や荷物を積める量にどのぐらい差があるのだろうか? ここでは、軽自動車のホンダ「ゼスト(G)」と、コンパクトカーのホンダ「フィット(スポーツW)」を例に比較検証してみた。
▲ホンダ「ゼスト」
価格帯:115万5000円〜162万7500円
エンジン:658cc
トランスミッション:4速AT
10・15モード燃費:15.8〜19.0km/l
全長3395×全幅1475×全高1635〜1650mm |
▲ホンダ「フィット」
価格帯:119万7000円〜178万5000円
エンジン:1339cc/1496cc
トランスミッション5速マニュアル/5速AT/CVT
10・15モード燃費:16.2〜24.0km/l
全長3900〜3920×全幅1695×全高1525〜1550mm
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■頭上のスペースは「ゼスト」、快適性は「フィット」が勝る
ゼストは、最近の軽自動車のトレンドに沿って、ルーフが高めになっている。そのため、室内高も1340mmあり、身長163cm(ただし座高は高め)の記者がリアシートに座ってみると、頭上には20cm近くもスペースに余裕があった。身長170cm台までなら、窮屈な思いをしないだろう。
一方、
フィットの後部座席も天井が低く感じることはないが、
ゼストにくらべると若干低い。しかしシートにボリューム感があり、座り心地は
ゼストよりも良く感じた。長時間乗っても疲れにくいといえそうだ。
▲ゼストのリアシートに背を着けて座ったときの頭上の状態。 |
▲同じくフィットの後部座席頭上。「ゼスト」よりは天井が低いが、十分に快適。 |
■運転時の快適性は?
ドライバーシートの快適性は、フィットが明らかに勝っている。シートだけでなく、空間的にもコンパクトカーと思えないほど広々としている。フロントウィンドウが前方から立ち上がっているので、開放感がある。さらに運転時も
フィットの方が安定性がある。特にカーブではその差を強く感じられる。
▲ゼストのインパネまわり。スポーティな印象で、男性ドライバーも文句なし。 |
▲フィットのインパネまわり。視界が広く、広々としている。コンパクトカーであることを忘れるほどだ。 |
ゼストは、車体が小さいので狭い駐車スペースなどに入れる際には有利だ。また、エンジン性能においては、市街地を走る分にはどちらもほとんどストレスを感じることがない。
ゼストにはターボ仕様車も用意されており、運転を楽しみたい人にはオススメかもしれない。
■荷物積み対決、果たして勝ったのは?
自動車は人を運ぶだけでなく、買い物や引っ越しなど、荷物を運ぶためにも使われる。荷物がたくさん積めるのは、室内高のある
ゼストか、横幅のある
フィットか? 段ボール箱(縦44×横66×高さ29.6cm・容量78L)で、その積載量をくらべてみた。
まずはラゲッジスペース。奥行きは、やはり
フィットのほうが上。容量は427Lで、段ボール箱がそのまま収まる。さらに床下に64Lの収納スペースがあり、床面のボードを開ければ高さ120cmまでの荷物を積める。
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▲ゼストのラゲッジ。段ボール箱の縦サイズ44cmには若干不足したため、縦にして収納。 |
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▲フィットのラゲッジには2箱が余裕を持って収まった。箱の手前にも若干のスペースがある。 |
次にリアシートをたたんで、段ボール箱がいくつ入るかを試してみた。
ゼストもリアシートをたたむと、ラゲッジスペースが広くなり段ボール箱を2箱置くことができた。リアシートの上には4箱、計6箱が収まった。
一方
フィットも、リアシートをたたむと座面がさらに低い位置へと移動し、平らなラゲッジスペースとなる。その容量は、
ゼストをはるかに超える、計10箱が余裕を持って収まった。
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▲大きめの段ボール箱が余裕で6箱収まった。空いたスペースに小さめの箱がまだいくつか入りそうだ。 |
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▲平らなラゲッジスペースが特長。自転車なども楽に収まるだろう。段ボール箱は縦に2箱×2列入り、計10箱収納できた。 |
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目先のコストだけでなく、購入後のコストや使い方なども考えた上で納得できるクルマを買おう! |
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コストのみで見れば、購入時・ランニングコストを含めても軽自動車が圧倒的に有利といえる。一方コンパクトカーは、サイズやエンジンなど様々な面で余裕があり、合理性に優れる。
購入時に、車両本体価格だけでなくトータルコストを調べたり、目的や乗る年数など、ある程度の計画性をもってどちらにするか決めたいところだ、
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価格だけでなく収納性(乗員の体の大きさ)の重要度などで軽自動車で充分かどうか検討するといいかもしれませんね