●購入時にかかるコスト
■見積もりで見る税金などの差額
仮に、軽自動車とコンパクトカー両方の価格が同じなら、購入時に支払う税金などの諸経費はどれほどの差が出るのだろうか?軽自動車の
ダイハツ「
ムーヴ」、コンパクトカーの
トヨタ「
パッソ」、
トヨタ「
ヴィッツ」の3台をオンライン見積もりで比べてみた。
| 車種 |
ダイハツ「ムーヴ(L・AT・2WD)」
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トヨタ「パッソ(1.0X)」

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トヨタ「ヴィッツ(1.3F)」
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| 基本スペック |
価格帯:101万8500円〜167万4750円(カスタム含む)
エンジン:658cc
トランスミッション:5速マニュアル/4速AT/CVT
10・15モード燃費:18.4〜23.0km/l
全長3395×全幅1475×全高1630mm
総排気量:658cc |
価格帯:96万6000〜144万9000円
エンジン:996cc/1297cc
トランスミッション:4速AT
10・15モード燃費:18.0〜21.5km/l
全長3600〜3630×全幅1665×1535〜1550mm 総排気量:996cc |
価格帯:101万8500円〜167万4750円(カスタム含む)
エンジン:996〜658cc
トランスミッション:5速マニュアル/4速AT/CVT
10・15モード燃費:18.4〜23.0km/l
全長3395×全幅1475×全高1630mm
総排気量:1296cc |
| 自動車税 |
0円 |
7300円 |
8600円 |
| 自動車取得税 |
2万1600円 |
4万4100円 |
5万3100円 |
| 自動車重量税(3年) |
1万3200円 |
3万7800円 |
5万6700円 |
| 自賠責保険料 |
3万5510円 |
4万4410円 |
4万4410円 |
| 消費用・税金合計 |
7万310円 |
13万3610円 |
16万2810円 |
| 車両本体価格 |
101万8500円 |
102万9000円 |
123万9000円 |
| 合計 |
108万8810円 |
116万2610円 |
140万1810円 |
●自動車税の比較(年額)
| 軽自動車 |
7200円 |
| 1000cc以下 |
2万9500円 |
| 1000cc超1500cc以下 |
3万4500円 |
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※燃費性能や排出ガスに優れた車の場合、「自動車税のグリーン化」によって税負担が軽減される。
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上の表でわかるとおり、税金だけで軽自動車とコンパクトカーで合計7万円以上の差がついた。。3つの税金で、それぞれ2万円前後の差が出る。それぞれにかかる税率等の詳細は省くが、いずれも軽自動車が優遇されているといってもいい計算方法がとられているのだ。
購入時にかかる諸費用は、これ以外にもディーラーに支払う登録諸費用や、エアバッグやエアコンのフロン類を処理するためのリサイクル料金などがあるが、いずれも車体が小さい方が負担が少なく傾向がある。
■購入後のランニングコストは?
購入後に支払う税金やガソリン代、メンテナンス費用などのトータルコストは、それぞれの金額差は小さくても、長く乗るほどに積もり積もって大きな差になる。こうした差も、購入前にあらかじめ計算しておけば後で後悔することもないはずだ。
●税金
自動車税と自動車重量税は、購入後もかかり続けるコストだ。上で比較した、ムーヴ、パッソ、ヴィッツを例に9年間の税負担を比較すると、以下のとおりとなる。
9年間の税負担(自動車税+自動車重量税)
| ムーヴ |
10万4400円 |
| パッソ |
37万8900円 |
| ヴィッツ |
48万600円 |
積み重なった税金の差は30万円、40万円に近い額にもなる。購入時も購入後も税負担においては軽自動車が圧倒的に有利といえる。
●任意保険
自賠責保険は、上の表とおり軽自動車とコンパクトカーで年額1万円もの差が出るが、任意保険は、どの会社でも補償内容や運転者の年齢限定などの条件が同じなら、大きな差が出ないことが多いようだ。むしろ、ABSなど安全装備によっても割引される額が変わってくるので、保険料を安くしたいなら安全装備を充実させたい。
ちなみに、「Goo-net 保険」では、複数の保険会社の見積もりを一括で依頼できる。軽自動車とコンパクトカーの違い以上に、保険会社による価格差があるので、ぜひ確認しておきたい。
●ガソリン代
燃費は軽自動車とコンパクトカーとで大きな差がないといえる。平均すると10・15モード燃費で20km/l前後だ。軽自動車でも20km/lを割り込む車種があれば、「フィット」や「デミオ」のように1300ccクラスでも20km/lを超える車種もある。軽自動車(に限らず排気量の小さい車)は、高速走行時にエンジンの回転数が上がり燃費が伸びないことも知っておきたい。
●道路料金
多くの有料道路では、軽自動車は通行料金が安く設定されている。たとえば東名高速で、東京−名古屋間では、普通車7100円、軽自動車5700円と20%ほどの差がつく。ただし、首都高や名古屋高速、阪神高速のように、軽自動車と普通自動車に料金の差がないところもある。
●売却価格
軽自動車は中古車市場においても人気があり、総じてリセールバリューは高いといえる。3年後の売却価格は、新車時の50%以上を確保できることが多い。これに対しンパクトカーは、人気によって差が大きく予想が難しい。2〜3年後の売却を見越するなら、軽自動車の方が有利となる可能性が高い。