●軽自動車の人気が根強い。若い女性向けから、主婦向け、走りを重視する男性向けまで、数多くの車種が存在し、価格的にも性能的にも、1000cc〜1300ccクラスのコンパクトカーの強力なライバルとして立ちはだかっているのだ。税金などランニングコストが安いことも軽自動車のメリットとしてよく知られているが、具体的にはどのぐらいの差があるのだろう。さらに、居住性や安全性などを総合的に比較し、どちらがドライバーにとって幸せになれる選択なのかを検証していこう。
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- 1.軽とコンパクトカーの価格差がなくなってきた ⇒続きを見る
- 2.どちらが経済的か?(購入時にかかる費用、ランニングコスト) ⇒続きを見る
- 3.どちらが快適か?(居住性、ラゲッジスペース) ⇒続きを見る
かつて軽自動車は、普通自動車よりも格下のクルマと広く認識されており、値段もコンパクトカーよりも低く設定されていた。ところが最近は価格差はあまりなくなってきた。
軽自動車の売れ筋モデルの価格は100万〜110万円で、上位モデルには150万円を超えるものもある。150万円といえば1500ccクラスのセダンに匹敵する価格だ。自動車のセールスポイントは、経済性から装備の充実度や走りといった範囲に広がりつつあるといえる。ディーラーのセールス担当者も、「最近は『経済性を求めるなら軽』と一概に言えなくなってきている。用途や要望を細かくうかがって、提案する車種やグレードを決めていくことが多い」と話す。
■最近の軽自動車がのっぽな理由
軽自動車には、排気量660cc以下というエンジンの制限のほか、長さ3.4m以下、幅1.48m以下、全高2m以下というサイズの制限がある。そのため、
ルーフを高くして広い車内空間を確保する傾向がある。人気車種である
スズキ「
ワゴンR」、
ダイハツ「
ムーヴ」「タント」などは、全高がどれも1.3mを超える。
かつて軽自動車は車体が小さいため衝突安全性が低いとされてきたが、最近は飛躍的に向上しており、コンパクトカーとの差がほとんどなくなってきている。もっとも、コンパクトカーもかつてに比べて、より安全性が向上している。
▲スズキ「ワゴンR」
価格帯:81万9000円〜161万3850円
エンジン:658cc
トランスミッション:5速マニュアル/4速AT/CVT
10・15モード燃費:18.8〜23.5km/l
全長3395×全幅1475×全高1635〜1655mm |
▲日産「マーチ」
価格帯:110万3550円〜178万2900円
エンジン:1240cc/1386cc/1498cc
トランスミッション:5速マニュアル/4速AT/CVT
10・15モード燃費:16.8〜21.0km/l
全長3725〜3735×全幅1660〜1670×全高1505〜1535mm
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■コンパクトカーより高い軽自動車が売れる理由とは?
日産では、一時期ベースグレードにおいて軽自動車「
モコ」の価格が、1000ccの「
マーチ」よりも高く設定されていたことがあったが、それでも
モコの売れ行きは好調だったという。これは
税金などのランニングコストのメリットが受け入れられていたと考えられる。次にそれらの違いを検証していこう。