3.中古車のチェックポイント
一般的に中古車の試乗では、車種ごとの特徴よりも、各クルマ個体のエンジンやミッションなどをチェックすべきだと言われている。また、細かいところで、比較的故障しやすいワイパーやドアミラー、電動ウィンドウなどが正常に動くかも確認しておきたい。
●機械的な異常を見つけるポイント
| チェック項目 |
チェックポイント |
| エンジン |
スムーズに回転数が上がるか。異音がないか。試乗時、窓を開けて確認するのも良い方法。 |
| ミッション |
オートマの変速時に大きなショックがないか。マニュアル車ではクラッチがすべらないか。
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| 足回り |
ブレーキ時、カーブで不快な感覚がないか。 |
| メーター |
正常に動いているか。 |
■点検整備記録簿を確認しよう
タダ同然の値段がつけられている中古車ならともかく、数年前までに製造された中古車で一般的な整備がなされていれば、試乗で機械的な異常が見つかることは、ほとんどないだろう。
しかし、実は試乗をしなくても、その車がどのようなトラブルがあったか、どうメンテナンスされてきたかを簡単に知る方法がある。それは「点検整備記録簿」を確認することだ。例えば、12か月点検などの定期点検がされてきたか、どのパーツが修理・交換されてきたかを知ることができる。点検整備記録簿には、点検時の走行距離も記載されているので、メーター巻き戻しなどの不正がないこともわかるのだ。
悪質な業者は、この点検記録簿をも偽造するケースもあるらしいが、実在するディーラーのゴム印が押されているか、点検ごとに別々の筆跡になっているかを見れば、本物かどうかをある程度判断できるだろう。
 
▲点検整備記録簿には、細かいメンテナンスの履歴が記載されているので、そこから現時点の車の状態を判断することができる。 |

▲点検時の走行距離と、現時点の走行距離を確認することで、メーターの巻き戻しがないかがチェック可能だ。 |
■内装の状態で前のオーナーの乗り方を判断できる
では、点検整備記録簿さえ見れば、その車の状態がすべてわかるかというと、そうではない。今回取材した中古車販売店カーロッツ小平の諏訪善夫氏によると、
「中古車の場合は試乗を必ずしたほうがいいでしょう。シートのへたり具合や、タバコのにおい、エアコンのにおいといった、内装の状態も、試乗して初めて気づくことが多いものです」とのこと。
外装の傷は多くの中古車でキレイに修復されて販売されているが、内装までを完全にきれいにすることは少ない。つまり、内装の状態を見れば、前のオーナーの乗り方が見えてくるのだ。

▲試乗すれば手触りでハンドルの擦れが発見できる。 |

▲アクセルやブレーキ、フロアの擦れからも、どれだけハードに使われてきたかを知ることができる。 |

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取材協力/カーロッツ小平 東京都東久留米市弥生1-1-33
店内が試乗コースになっており、全車(ナンバーや車検のない車も)店内試乗できる。 店内試乗なので、数台の車を比較することも容易だ。 |
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自分のカーライフを想定した試乗チェックを! |
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車に何を求めるか、何を重視するかは人それぞれ。快適性なのか、走行性能なのか、取り回ししやすさなのか、たくさんあるチェック項目のうち、あらかじめ自分がカーライフで何を重視するかを決めておけば、試乗で効率よくチェックできるだろう。そして、試乗でもっとも大事なのは、疑問に感じたことを販売店のスタッフに尋ねることだ。それが「思い過ごし」であることもあるだろうし、別の方法で解決できることもあるからだ。さらに、スタッフとのコミュニケーションを通じて、信頼できる販売店かどうかわかるメリットもある。
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