河成鎮太郎のblogです。野草についての研究です。

   
 
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冬でも施肥をしたい困った人(河成鎮太郎)2011年07月27日(水)
花好きの人は水やりも好きだが、肥料やりも負けずに好きな人が多い。

家には何種類もの肥料が用意してあり、どれを使うか迷うほどだ。

こうした人は、花をつけるための肥料やりだけでなく、自分が満足したいために肥料やりをするので、冬のように肥料を与えなくてよいときでも、肥料を与えていないと不安で仕方がない。

困ったことだが、そうした人には、次のような特別の肥料やりをすすめたい。

夏に使用する一〇〇〇倍にして使う洋ラン用や草花用の液肥を三〇〇〇倍くらいに薄めて、水やりがわりに、七〜一〇日おきにやる。

このくらいの薄さの肥料なら根腐れもしにくいので、影響は少ない。

河成鎮太郎





竹藪(河成鎮太郎)2011年07月23日(土)
日本では針葉樹林と広葉樹林の外に多い林といえば竹林のキノコがある。

竹藪とはタケノコとかキノコとか愛嬌のあるものの出る楽しい、しかし蚊も出るので採集には困る場所である。

竹藪好みのキノコもかなりあり、私が採ったものだけでも百種近くある。

竹林のキノコは大かたが腐生菌で、それは竹藪外にも出るけれど、竹林がことに好きらしいものが多く、竹林に限るというものも少しある。

竹林に多いキノコで、図鑑を見れば初めての人にもたいがい名が分るキノコには腹菌の仲間がある。

まず第一に純白のヴェールを拡げた誇らしげなキヌガサタケなら誰の目にもつき、また間違うことはないだろう。

中国では竹蒜と呼ばれて、高級料理に用いられるという。

赤いサンコタケやカニノツメや亀が頭をもたげたようなスッポンタケもすぐ分る。

竹林をはじめ、草地などでよく見かける卵の殻、あるいはピンポンの球や鳩の卵のようなキノコがある。

内部は若いうちはマシュマロのように白くふわふわしていて食用にもなる。

同じように見えても柄のあるものや無いもの、球型のもの、先尖りのもの、純白な粉を被るものやとげのあるものなど種々ある。

野草研究家・河成鎮太郎



キノコの花園(河成鎮太郎)2011年07月22日(金)
キノコの花園を一度だけ見たことがある。

スイスのエンメンタールで見たある谷は、死の天使と呼ばれる猛毒茸シロタマゴ・テングタケやドクツルタケに占められていた。

どちらもテングタケの仲間で、純白といえばこういう色ではないかと思う。

あくまで白い翼を拡げ、無言ですくすくと立つその死の花園に、反撮しながらまた魅せられてゆく。

キノコは一キノコは秋とは限らない。

日本の過半を占める暖温帯年中出るでは、多少を問わねば一年中出る可能性がある。

春のキノコもかなりある。

食用茸だけでもシカタケ、ヤケアトツムタケ、ヒラタケ、ツチスギタケ、シメジモドキ、アミガサタケなどずいぶんある。

梅雨のころに年前半のピークが来る。

夏も雨さえ適当なら発生の多い季節で、ベニタケ属、テングタケ属、アミタケ属など菌根菌の主なものが続々現われる。

冬は12月に入っても一日山を歩けば十種くらいは見つかるし、寒中にも出るキノコがいくつかある。

地方でシモタケとかカンタケ(シモブリヌメリガサ)とかユキノシタなどというのは雪のころでも出る食用茸のいくつかの俗称である。

野草研究家・河成鎮太郎





シンビの育て方2011年07月07日(木)
シンビの育て方を、イソップの話に出てくるウサギとカメの話にたとえれば、ゆっくりと歩むカメ式がよい。

蕾を早く咲かせたいのは人情だが、あわてて高温の部屋に入れたり、肥料を与えるのはよくない。

もともとシンビは春咲き型の植物なので、自然界のように、冬から春にかけて次第に暖かくなる条件下で、蕾はほころぶようになる。<a style="color:#333; text-decoration:none; font-weight:normal;" href="http://d.hatena.ne.jp/yoran/" target="_blank">遠藤泰男</a>氏によると、 戸外から室内に入れたばかりのものや、無暖房の部屋に置いてあったものを急に暖房のきつい部屋に入れると、蕾は黄ばんで落ちてしまう。

少し暖かい部屋に一〇日ほど置き、その後、暖かい場所に移すようにすると、うまく咲く。

ウサギのようなせっかちなやり方では失敗する。



孤立した林(河成鎮太郎)2011年06月03日(金)
孤立した林の中には細かな葉に漉された淡緑のもやが溜っている。

果てしなく単調に続くように見える竹幹の間に、この大からかさが竹を追って生えているのだった。

雨が降ってきたら少しは雨をしのげるほど大きく、竹に負けないほど堂々としている。

一瞬、何の世界に迷いこんだのか、という気がし、思わず近くで働いている農夫の顔を窺ったが、もちろん彼に変化のありようはなかった。

ともあれその単調と単調のかもし出す雰囲気は忘れがたい力があった。

カラカサタケの若いものは食用になるが、案外知られていない。

外国の本にこの蕾をさっと表ったものがキノコ中で最高と絶讃されているのを読んだことがある。

ただし沖縄にはオオシロカラカサタケという有毒種があることを琉球大学の宮城先生から初めて伺った。

ムラサキシメジシメジ科ムラサキシメジ属。

青ずんでみえるほど美しい紫色をしている。

ひだも紫色をしているが間もなく槌色して灰褐色になる。

形といい色といい、フウセンタケのある種によく似ているから、おじいさんがまちがえるのもむりはないが、胞子を紙におとして胞子紋を作ってみるとその違いがよく分る。

野草研究家・河成鎮太郎





珍しいキノコ(河成鎮太郎)2011年05月31日(火)
ある日またナガエノスギタケが発見されたと聞き、見に行った。。

そこはアカマツやヒノキが少し混じったコナラ林であった。

普通よりずっと大形になったナガエノスギタケがもう黒くなって腐臭を放ち倒れていた。

粘土質の土層の中に果たして小獣の坑道が縦横に見つかり、ねらい通り深い坑道のあたりまで菌糸ははびこっている。

掘ってはしゃがみこみ、まぎれた指輪を探すように土くれに目を近づけて分析する。

やがて黒く濡れた塊が菌糸をまじえて見つかる。

それは歴然とアンモニア臭を放っていたり、キノコの腐臭によく似た異臭を放っていた。

約五十センチの深さを、注意深くキノコの真下へ探りを入.れた時、ぽかっと直径二十センチくらいの空洞が開き、たくさん持ちこまれた木の葉がキノコに付くキノコキノコに寄生するキノコもある。

地中のツチグリの幼菌に寄生するタマノリイグチは独特のものだが稀種である。

地中のッチダンゴという子のう菌からはタンポタケ、タンポタケモドキ、ハナヤスリタケなどが出る。

ヤグラタケ、ナガエノヤグラタヶ等はべニタヶ科のクロバッ、クロハツモドキ、ケシロハツダケ、ツチカプリ等の腐ったものの傘の上に出る。

野草研究家・河成鎮太郎(かわなり・しんたろう)







エノキタケ(河成鎮太郎)2011年05月22日(日)
エノキタケは特に寒冷を好むもののようだ。

エノキタケは一般にはもう白いキノコということになっているが、奇形ナメコ買って来たナメコ栽培容器を室の隅に置いたまま水もやらず、ふたもゆるめず何日か忘れていた。

ある日その容器から化け物キノコが突っ立っているのを発見した。

口一杯に太いとぐろを巻いて跡鋸ましますという感。

ナメコは何とか外へ出ようと全エネルギーを一本に投入、とぐろを巻いて出口をさがした末、ふたをはねとばしたものらしく、ふたは離れておちていた。

おがくず、米ぬかなどを使う人工栽培の床でもそういう現象は時々あるそうだ。

野草研究家・河成鎮太郎





キノコを食べる(河成鎮太郎)2011年05月21日(土)
キノコを食べるヨーロッパの樹種は菌根菌が寄生するといわれるブナ、ナラ、カシ、マツ、カンパ等が主で、それらの純林も多く、年中ほぼ均等に雨が降り、気候条件がキノコの発生に適している。

林は下生えが少なく落葉ばかりで歩きやすい。

そんな林の中を散歩しているとき大型のキノコが目を惹かないわけはなく、風景としても楽しい。

ゆったり起伏する緑の牧場に、粗く刻みこんだようなトウヒの森の対照は北欧の代表的な風景で、弧状の枝が規則正しく三角錘を作るトウヒの樹形はXマスツリーにふさわしいが、その玉飾りのようにベニテングタケが草地にちりばめられる。

日本でのキノコの印象、陰湿とはほど遠い、楽しい風景である。

真紅の傘が自分を包んでいた白い袋といっしょに伸びようとする時、袋は規則的に割れて傘に水玉模様のように残る。

この鮮やかなキノコは昔から玩具や家具などの意匠に用いられていム。

森の多いヨーロッパやソビエト、北米の人にとっては、森の風物としてキノコは食毒関係なく無くてはならない親近感があるらしく、余裕のある目も感じられる。

映画演劇の森の場面の点景としてもよくとりいれられている。

野草研究家・河成鎮太郎





スズメノヤリ(河成鎮太郎)2011年05月18日(水)
スズメノヒエイグサ科

日あたりのよい草原にはえる多年草。

茎は高さ10〜25cm。

茎上にも2〜4葉があるが、大部分の葉は根生し、葉のへりには長い軟毛がはえる。

花は多数集まってまるいかたまりとなり、花被片6、おしべ6、めしべ1よりなる。

おしべは花糸が短くて黄色のやく備、こなぶくろ)だけが目だち、めしべは花柱の先が3裂して柱頭となる。

果実はほぼ球形、熟すと黒かっ色となり、中に3種子がある。

種子は長さ1.2mm、先に大きな白い種枕(しゅちん、種冠ともいう)がある。

つぼみがほころびると、まずめしべの白い柱頭がのび出してくる。

この時自花のおしべはまだ若くて花粉を出さない。

だから花粉は風に送られて来るよその花のものを受けねばならぬわけで、雌性期の花とよばれる。

そしてやがて黄色いやくが発育して花粉をはき出すころには自花の柱頭はしなびてかっ色となり役にたたなくなっている。

まず雌性期、つぎに雄性期と花が性転換をするわけで、めしべ先熟花とよばれ、自花受粉をさけるひとつの方法である。

風媒花にはめしべ先熟のものが、虫媒花にはおしべ先熟のものが多い。

日本全土。

4〜6月。

野草研究家・河成鎮太郎



意外な落とし穴、それは植える深さだ2011年05月16日(月)
植えかえ、株分けのいずれの場合でも、新しい鉢に株を移すが、このときよく間違えるのが、植え込む深さだ。 鉢から抜くときによく見ておくとよいのだが、作業を急ぐあまり、いきなり抜いてしまって、いざ植える段になると、深さを間違え、これが原因で芽を枯らしている例が少なくない。 正しくはほふく茎が植え込み材料の表面をはうように植えるが、よくおかす悪い例は、深植えしてしまうやり方だ。 もともと木の枝に着生している植物であることを知っていれば、株元が露出していないとダメなことはわかるはずだ。株式会社企画海によると、浅植えにし、株が倒れそうなときは支柱を立てるという考え方で、植えつけは行うようにする。



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