今回は、
NISSAN GT-R でした。
開発担当の水野和敏と販売現場(群馬
日産)の中堅とゴーン社長を中心に構成されていました。
開発の中〜後期段階(実走出来る頃)からカメラが入って、仙台ハイランドや
ドイツ・ニュルブルクリンクのテスト、実際に工場ラインで試作しているところ
なんかも取材していました。
ココまで見せるのは、画期的ですね。
TV番組の常道としては、ライバル(今回は
ポルシェGT2)を想定して、
それを上回る性能(ニュルでのタイム)を出す、と言うのがポイントだったようです。
この辺が、一般視聴者へのアピールとしては分かり易さなんでしょうね。
僕の興味をひいたのは、2点。
一つは、中堅販売員の心の動き。
番組冒頭の群馬
日産顧客の
「販売員は今も優秀なんだけど、10年、20年前は
もっとクルマについて熱く語りかけるモノがあった」
って言う言葉を伏線にして、中堅販売員が
GT-Rを試乗して
「日産車じゃないみたい」という感想から、どう売ったら良いのか迷い、
水野和敏に質問したところ、
「マーチはこんな装備がついててお買い得ですよ、と、セールスする。
でも、『ゴッホのひまわり』はコスト/パフォーマンスで売らないでしょ。
それと同じで、GT-Rは感性で売るんです」
と言う言葉により悩みを深めて行きます。
そして
ポルシェ所有者の元へセールスに行き、
「日本車って、家電みたいに成りつつあるでしょ?」と言う醒めた話をされていたのが、
GT-Rを試乗してきたという一言から話が盛り上がり、帰社する道中、カメラに向かって
「今、話していて、
自分はクルマが好きなんだって思い出しました」
って答えていたところ。
初心を思い出したような、すがすがしい顔つきが印象的でした。
もう一つは、上述の『ゴッホのひまわり』。
本当にGT-Rは『ゴッホのひまわり』たり得ているのか?
感性をニュルのラップタイムでは語れないように思います。
まぁ、スーパーカーを名乗るためには、ラップタイムも必要でしょう。
でも、僕の感性というか、クルマの好き嫌いは、
コーナーに入る時のリズム、S字の切り返しのアクセルと車体の動きのリズムが
僕のリズムと合うかどうかが好き嫌いの分かれ目です。
GT-Rは、そんな、言葉で表しにくいこと、数字に表せないところでも
スゴイと思わせるクルマであって欲しいです。
いつになく、長文になっちゃいました。
